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診療のご案内

加齢黄斑変性症)

加齢黄斑変性症とは

老化に伴い、物を見るために大切な網膜の中心部分「黄斑部」が徐々に傷んでいく病気です。
このため物を見ているときに真ん中がゆがんだり、暗く見えたり、さらに病気が進行すると欠けて見えたりします。 これが加齢性黄斑変性症です。
黄斑変性には2タイプあり、黄斑に萎縮病巣ができ、徐々に組織が痛み長い時間をかけて視力が低下していく「萎縮型(いしゅくがた)」と、 網膜の中、あるいは下から新しい毛細血管(新生血管)が生えてきて網膜に損傷を与える「滲出型(しんしゅつがた)」とがあります。

最初は片方の眼に発症する事が多く、初期段階ではもう片方の眼で見えない部分を補ってしまうため病気に気付きにくいので、 片眼ずつ検査で確かめます。

検査には断層撮影をするOCT、異常血管を見つけるFA、IAを通常の光学式の眼底カメラに加えSLOという超高感度カメラも活用して、精密に行います。

【主な症状】

  • 物がゆがんでみえる
  • 左右で物の大きさが違って見える
  • 見ようとする中心部分が見えにくい
  • 部分的に見づらい箇所がある


加齢黄斑変性症の治療について

光線力学療法

特定の光に反応する薬剤を静脈に注射し、その薬剤が最も新生血管に集積する時にレーザーを照射することによって新生血管を退縮させます。 この治療をして視力を維持できるのが約6割、改善するものが約2~3割、約2~3割の方はそれでも悪化します。
治療後は直射日光に当たらないなど、光からの保護が必要です。 治療後は3ヶ月ごとに検査をして再治療が必要かどうかを判定します。

硝子体内注射

血管内皮増殖因子の働きを抑える薬剤を眼内に注射し新生血管の増殖や成長を抑制する治療法です。
この治療は滲出型加齢黄斑変性症に対する治療として有効です。
薬剤を白眼の部分から眼の中心の硝子体という場所に向けて注射します
(点眼麻酔をしますので痛みはほとんどありません。)。

現在の視力を維持し、新生血管増殖による視力の低下を食い止めることが治療目的のため、 この治療によって視力の改善を期待するものではありませんが、改善することもあります 。

副作用として薬剤を眼に注射する時やその後に、非常にまれですが、 細菌などが眼に入り強い炎症(眼内炎)を起こす場合がありますので、注射後は担当医の指示に十分に従うようにしてください。

全身性の副作用として脳梗塞が報告されていますので、以前に脳梗塞または一過性虚血発作を疾患としてお持ちの方は、担当医にお伝えください。



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